第2回感性学研究会(ポスターのpdfファイルはこちら)
講演者
丸谷和史(日本学術振興会/東京慈恵会医大)
題目 :「視覚系の初期過程と運動知覚の関係」
アブストラクト:
運動成分を含む刺激に対して、視覚系の初期メカニズムが示す反応については
80年代から90年代初頭にかけて、著しい研究の発展が見られた。
そのようなメカニズム論は近年脚光を浴びたいくつかの知覚現象に対して、
どのような基盤を与えるのかをいくつかの実験結果とともに論じたい。
また、初期的な運動検出モデルの限界は知覚内容の説明をできない点にあるが、
それは運動検出の初期メカニズムが知覚内容に寄与しないことは意味しない。
そのようなメカニズムが知覚内容に対してこれまで考られなかった形で
積極的な寄与を行っている可能性についても触れる
渡邊淳司(東京大学)
題目:「視触覚における探索運動時の時空間知覚の変化と
情報提示・芸術表現への応用」
アブストラクト:
視触覚における眼球運動時・腕運動時の時空間知覚特性の変化、特に空間的な定位と長さ知覚の変化について述べる。また、その特性を利用した情報提示デバイス、芸術表現への応用例を紹介する。
URL: http://www.star.t.u-tokyo.ac.jp/~junji/
小野綾子(アーティスト)
題目:「宇宙への長期滞在における芸術によるメンタルケア」
アブストラクト:
将来人類は地球だけでなく宇宙へ生活環境を拡大していきます。
その際、芸術は精神的なケアを行ううえで大きな役割を果たすと考えられます。
本発表では、宇宙での芸術表現について具体例を交えながら述べていきます。
小野さんは16日からマリンメッセで行われるInternational Astronautiacal Congress 2005でも展示、発表します。
International Astronautiacal Congress 2005 http://www.iac2005.org/
司会進行:三浦佳世(九州大学大学院 人間環境学研究院)
日時:2005年10月13日(木)15:00〜17:30
場所:九州大学 文系21世紀交流プラザ2F共通講義室
参加費:無料
事前登録:要(メールにてお知らせ下さい)
会場のアクセスマップ:
http://www.kyushu-u.ac.jp/map/campusmap/hakozaki/hakozaki.html
右下地図 5番
お問い合わせ先:
九州大学大学院人間環境学研究院 三浦研究室内
日本認知心理学会 感性学研究部会事務局
Tel: 092-642-2418(学内の方は)内線8283
E-mail: kawabe[@]usi.kyushu-u.ac.jp
※ '[' と ']' を取り除いて送信してください.