統計メモ
ここでは清水裕士先生が作成されたHADを使って様々な統計処理をどのように行うかを解説しています。なお、HADに加えて、Rでの実行例もできるだけ記述するように心がけています。
また内容に誤りがあるかもしれませんので、内容を鵜呑みにするのではなくみなさんのほうで確認しながら進めてください。誤り等に気がつかれたときには、
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までお知らせいただけますと幸いです。
HADを使ってみよう
HADは、こちらからダウンロードできます。solver versionというのがありますが、これは共分散構造分析など一部の分析を行うときに必須になります。最初からすべての分析について solver version を使ってもよいですし、必要に応じて使い分けてもよいです。
HAD本体は、2021年1月現在では、HAD17_102.xlsmです。このファイルだけをダウンロードすれば大部分の分析は可能です。このファイルは、何度も使うことになるので別名で保存しておくとよいでしょう。
「編集を有効にする」「コンテンツの有効化」の警告が表示されることがあります。前者はインターネットを経由してダウンロードしたファイルを編集するときに表示される警告です。後者はマクロを実行するときに表示される警告です。
Rを使ってみよう
RとRStudioの両方をインストールします。(RStudioは必須ではありませんが、インストールしたほうが使いやすくなります)
Rをインストールするにはこちらの中ほどにあるJapanを見つけてください。その後、お使いのOSに対応したインストーラーをダウンロードします。base, contribなどの選択肢が出てきたらbaseをクリックします。
RStudioはこちらから無料(Open Source Edition)のRStudio Desktop をダウンロードします。
目次
- HADでデータを読み込み使用変数として設定する
- Rでデータを読み込む
- HAD2Rの使い方(HADで行った作業と同じことをRで行いたい場合)
- 共分散と相関係数
- 単回帰分析の理解をHADとRで深める
- 重回帰分析
- 探索的因子分析
- 因子得点(欠損値の処理も)
- 共分散分析